図書館より
図書委員会文化祭企画 熊女生のスモールライブラリーの様子
今年の文化祭では「熊女生のスモールライブラリー」と題しまして、図書委員の生徒の理想の本棚を表現する企画を行いました。そこで、各自のおすすめ本やお気に入りの本を紹介しました。それぞれ、美的感性を発揮して個性豊かな本棚が出来上がりました!!!
来場者が気に入った展示に付箋で感想を貼っていただくというコミュニケーション要素も持たせてみました。
生徒達も、自分の興味関心を自由に深め自己表現をする貴重な機会となり、また来場者の方々が目を輝かせてご覧くださっている姿が印象的でした。
来場者の方々や本校の生徒にとって、新たな本との出会いをご提供できておりましたら幸いです。
3年生は、毎年恒例のステンドグラスで図書館内を涼やかに華やかにしてくれました。ステンドグラスにも、何人もの方が付箋で感想を書いてくださって、とても嬉しかったです。
夏休み中の図書館の様子+図書委員会「あすなろ」708~712号発行
夏休み中もお盆を除いて図書館は通常通り開館しています。
夏休み中は、毎日、朝の開館時から閉館時まで図書館で受験勉強に取り組んでいる生徒でいっぱい。
館内は静寂が保たれ、落ち着いた深い集中力が醸し出す独特の空気感が支配しています。
本当に、教職員側から「私語がうるさいですよ」なんて一度も働きかけたことがないにもかかわらず、です!
多少気が散っている日も”場の雰囲気”に助けられて自然と集中できるし、つい怠け心が出てしまいそうな時も隣の席のライバル達が目に入るので自然と気が引き締まるようです。
このような生徒同士の良き刺激の循環や、目標に向かって戦っている者同士としての連帯感によって、素晴らしい学習環境が自然と出来上がっています。
勉強は自分との闘い。毎日図書館で一心に黙々と努力する姿には、非常に胸を打たれます。
図書委員会の生徒が中心となって作成している「あすなろ」は708~712号が発行されました。
ぜひご覧ください。
図書委員研修交流会に参加
毎年、北部地区の埼玉県立高校の図書委員の生徒が集まって交流会を行っています。
今年度は全体会として「推し本紹介」が行われ、3名の図書委員の生徒と共に参加してきました。
3名の熊女生の紹介した本はそれぞれ以下の通り。3人とも聞き応えのあるレベルの高い発表でした。
①『群馬県公式はにわガイドブックHANI-本: あなたの知らない、はにわの世界 イチ推しはにわ200体』(右島和夫ほか著)
→紹介した生徒は、自室に埴輪コーナー(これまでに買い集めた埴輪が30体ほど!)があるくらいの筋金入りの埴輪好き。埴輪の面白さや群馬県の埴輪の特徴などを一生懸命に語ってくれました。
②『同志少女よ、敵を撃て』(逢坂冬馬著)
→2022年度本屋大賞作品。戦争の話題をよく耳にする今、こうして毎日を平和に暮らせていること、女性としての権利が守られていることは決して当たり前ではないということを熱く語ってくれました。
③『戦争は女の顔をしていない』(スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ著)
→国際政治や法律に興味を持っている生徒です。可愛いらしい雰囲気の生徒の口から、第二次世界大戦当時の国際情勢や戦争について理路整然と語られる様子に、周囲も圧倒されていました。
①と②は、発表した各班から選ばれる「プレゼンを聞いて一番読みたいと思った本」としてチャンプ本にも選ばれました。
自分の好きな本について、それがマニアックであればあるほど、じっくり他人に語れる機会・聞いてもらえる機会というのは少ないもので、今回はその貴重な機会になりました。
多くの他校の生徒とも打ち解けて、帰り道ではすっかり友達になっていました。本を通じて、素敵な交流が深まれば良いですね。
図書委員会「あすなろ」699~707号発行
2023年度下半期の新着図書情報
2023年度の下半期の新着図書情報のお知らせです。
最近、本校図書館に2冊の本をご恵贈いただきました。
1冊目は『17歳のビオトープ』清水春木 著
美しいグリーンの表紙が印象的なこちらの本は現在、幻冬舎で編集者としてご活躍されている本校の卒業生から、「ひとりでも多くの熊女生に読んでほしい」とご恵贈していただきました。高校生が悩みがちな「愛と恋」「ガチャ(運)」「SNS問題」「生きる意味」がテーマの連作短編集です。大変読みやすくスーッと心に入ってくる素敵な物語でした。
2冊目は『兎山女子高校2年1組‼③』 清水幸 著
本校の卒業生である清水幸さんよりご恵贈いただきました。読むと熱い熊女愛が伝わってくる本作品。「週刊少年マガジン」にて連載を楽しませていただき、単行本第3巻にて完結となりましたが、兎山女子校の愉快な日常が今でも続いているような気持ちです。今後のご活躍にも期待です。
その他にもたくさん新着図書を仕入れました新着図書情報をご覧ください。
令和5年度埼玉県高等学校読書感想文コンクール表彰式へ
熊谷女子高校では毎年、1・2年生が読書感想文コンクールに挑戦しています。
令和5年度の埼玉県高等学校の読書感想文コンクールでは、本校から4名の生徒が入賞し、全員が優秀賞を頂きました。
なんと全入賞者12名のうち、三分の一を熊女生で独占状態です!
受賞作品は今後の毎日新聞でも掲載予定ですのでご注目ください。
昨今、ネット記事やSNSなど、短文しか読む機会がない人が明らかに増加していますが、
読書感想文コンクールに参加することは、じっくりと1冊の本と向き合う大切な機会となっています。
一冊の本を咀嚼し、自らの血肉として吸収し、新たな思考を生み出す力、
そしてそれをアウトプットする力を今後も伸ばしていきたいです。
素敵な本に巡り合う、心が揺れ動く、思いをレターにしてみる。
この繰り返しが少しずつ、人を豊かにしてくれます。
ひょっとしたら、心の中に新しい自分が生まれるかもしれない。
あなたのような人と出会ったら、友達が増えるかもしれない。
これからも本を通じて、良い巡り逢いと出会いがありますように、応援していきます。
図書委員会 「あすなろ」696~698号発行
図書委員研修交流会に参加
毎年、埼玉県の北部の高校の図書委員会の生徒が集まって、図書委員同士の交流を深めたり、本や図書館に関する知識や技術を学んだりするイベントがあります。
今年は、本校の図書委員の生徒2名が参加してきました
本校の生徒が参加したのは、「文学カルタ」という分科会。会場は茶室で、とても雰囲気のある中で行いました。本に関するヒントが読み上げられ、本の表紙を印刷したお手製のカルタを取り合います。巧妙なひっかけ問題も混ぜられています
自分の愛読書の札は絶対に取りたい参加者の皆様(笑) 愛読書を同じとする同志と出会えた生徒もいて、交流を深めていました。
司会の生徒が盛り上げ上手で、和気藹々とした雰囲気でワイワイと楽しむことができました。
来年度の参加も楽しみです
4月~6月の新着図書
4月から6月にかけての新着図書情報です。
本校卒業生の料理研究家SHIORIさんより、最新作『おいしい仕事術』を寄贈していただきました
同じく卒業生の清水幸さんのマンガ『兎山女子高校2年1組‼』(週刊少年マガジン連載中)も入っています
修学旅行に向けて、旅行先の各種ガイドブックも最新版が入りました。
生徒に人気なのは『ちいかわ 1~5巻』(ナガノ著)。
また『家が好きな人』(井田千秋著)など、癒し系のコミックの貸出も多かった印象です。
ミステリでおすすめなのは『方舟』(夕木春央著)や『名探偵のいけにえ』(白井智之著)『♯真相をお話しします』(結城真一郎著)など。いずれもどんでん返しが素晴らしかったので、ぜひ読んでいただきたいです。
詳しい新着図書情報はクリックしてご覧ください