Principal's log
No.44 7月12日(日)「祭りの中 その2」
秩父線の早い電車にいつもより多くの熊女生が乗っていました。7時30分前に学校に来て準備をしている生徒もいました。特別活動部の先生方が既に校舎を開錠していてくれました。こうして生徒のために裏方で頑張ってくれている先生方に心から感謝です。
今日は曇りでしたが最高気温が31度で湿気が多く蒸し暑い一日となりました。本日も多くのご来場をいただきありがとうございました。
午前中に私の3代前の校長だった浅海純一先生がいらっしゃいました。昔話を聞かせていただきながら一緒に校内を見て回りました。呼びかけられたクラスでテーブルクロス引きなどのゲームをやり童心に帰りました。「上手です!」相変わらず褒め上手な熊女生たちでした。
体育館のチアリーディング部も見に行きました。1年生部員の御披露目でもありました。本校では各部活動では引退した3年生の出番はなく裏方に徹し、2年生と1年生が出演したり、運営をしたりします。3年生は開会式・閉会式など文化祭全体の企画・運営を行い、部活動は代替えした2年生に任せるのが熊女の伝統のようです。
昼過ぎにさくら庭でやっていたバスケのフリースローゲームに参加しました。私が行った時には誰も参加していなかったので私が呼び水になりました。バスケ部員たちは声掛けが足りなかったので私が近くにいた男子高校生に勧めました。男子は恥ずかしがり屋ですが声をかけられれば集まってきます。熊女生たちから「ナイッシュー!」の声をもらいたくて頑張っていました。
15時40分からの閉会式・フェアウェルは最後の元気を振り絞って体育館中に熊女生の声が響き渡りました。祭りの絶頂の中でフィナーレを飾る熊女生たち。いつまでもこのエネルギーを絶やさず熊女を盛り上げてほしいと思いました。
明日は片付けがあるので、まだ「お疲れ様!」とは言いません。日常に戻るまでが文化祭ですから。
No.43 7月11日(土)「祭りの中」
本日は鈴懸祭文化の部1日目でした。9時40分からのオープニングでは文化委員の生徒たちと盛り上がるダンスで幕を開けました。指導してもらったとおりにセンターに途中から入り約30秒間生徒たちとシンクロしました。大変盛り上がったので練習の成果が発揮できたのだと思います。「校長先生、可愛かったです!」と言われ、嬉しいやら恥ずかしいやら…。
文化委員長をはじめ、文化委員の3年生たちが全てを切り盛りしていました。服装の注意などは教員よりも厳しい感じでしたね。各部の出し物や恒例のダンスに加え、各クラスの紹介ビデオは教員も張り切って出演し、大変面白い仕上がりになっていました。最後に女子校ならではの催し物もあり、熊女のワンダーを強く感じました。
本日は13時から15時30分までの一般公開でしたが、暑い中、沢山の方にご来場いただきました。ありがとうございました。私は一人で各教室を回っていましたが、ご来場の方々から場所を聞かれることが多く、途中から案内係になってしまいました。
PTA役員の方々も凍らせてギンギンに冷えたお茶や水を販売してくださいました。体育館に向かう通路の入口付近で外の暑い空気が入り込んでくるので大変暑かったと思います。ありがとうございました。
各クラスで衣装を揃えており、それが華やかさを演出していました。近隣の男子高校生もたくさん来ていましたが、男子の方が恥ずかしがり屋が多い感じでした。明日は9時30分から15時までの一般公開になります。第50回鈴懸祭のテーマである「熊女ワンダーランド ようこそ不思議な女子校へ」を是非体感してください。
No.42 7月9日(木)「褒め上手」
良い天気です。湿気が少ない分我慢できますが、日差しは厳しくなりました。ちょうど日陰になっている職員玄関前はアーチ制作にはもってこいの場所です。校長室に入ると生徒たちの明るい声が聞こえてきます。明日、正門にアーチを立てるそうです。今年はどんなアーチになるのでしょう。
文化委員の3年生から校長先生は11時に体育館に来てくださいと指令が入りました。オープニングのリハーサルをするとのことです。既に衣装を身に着けた団体が決められた時間でリハーサルをするために集まっており、体育館は既に熱気が溢れていました。
文化委員の3年生が言うには、オープニングで校長先生も一緒に踊るのが熊女では恒例だそうです。もしかしたら担がれているのかと思い、歴代の校長に確認すると確かに出演していたそうです。じゃあ、やむを得ないですね。断ったら熊女生全員を敵に回します。
どんなダンスをするのかと恐る恐る尋ねると、「これです!」とSNSの動画を見せられました。「こ、こ、これですか!?」「大丈夫です。この中の錆の部分だけですから。」「…」振付動画を見て完コピできれば苦労はしません。
私はそんなにリズム感がないので、文化委員の3年生にレッスンをお願いしました。まずは上半身の動き、次に下半身の動きと別々に指導されました。「そうそう!その調子!」「いいですねー!」「うまい、うまい!」女子生徒たちの掌で転がされているようですが、褒められると俄然やる気が出てくるのです。
やはり、ちょっとしたことでも、この歳でも、生徒からでも褒められるのは嬉しいものです。では、本番では張り切って頑張りますかね。
No.41 7月8日(水)「祭りの前」
午前中は授業で午後から文化祭準備な今日までです。今日の午後は机・椅子等の備品移動となります。いよいよ大掛かりな準備が始まり、明日9日と明後日の10日は終日準備でラストスパートとなります。
熊女は文化委員の生徒たちが鈴懸祭文化の部の切り盛りをします。他校では文化祭実行委員というその時期だけ活動する委員会が中心ですが、本校は委員会活動として年間を通して全学年で活動しています。とはいえ、文化祭は文化委員長を中心に3年生が主体となって企画・運営をしています。
どの高校も文化祭時期が異なります。6月早々に実施する学校もあれば、9月に行う学校もあります。工業高校等の専門高校は課題研究などの生徒の取組や作品を出展するので11月が多かったと思います。文化祭の時期はどの学校も例年同じ時期ですが、ベストな時期を決めるのはなかなか難しいものです。
進学校としては1学期中に大きなイベントを終わらせたい。その一方で、文化部の発表に1年生が間に合わない、準備期間が足りないという課題が出てきます。9月は準備期間を確保できるものの暑さ対策が難しい。台風の時期であることも心配です。11月は修学旅行や運動部の大会と重なりますし、進学校では無理な時期です。併せて、体育祭の時期も考えなければなりません。本校の鈴懸祭体育の部(体育祭)は9月10日ですが、学校によっては1学期に体育祭、2学期に文化祭と分けているところもあります。
本校は少し早めに1学期期末考査を終わらせ、学期末の7月に文化祭を設定しています。教員は成績処理と重なりますが、時期としては良いと思います。心配なのはやはり暑さです。どうやら、文化祭の11日と12日は30度を超えそうです。明日と明後日も暑くなりそうなので体調管理には気をつけてほしいと思います。
昨日、午後に教室を回ってみましたが、廊下に新聞紙を引いて、段ボールに色を塗りながら看板や装飾を作っていました。また、帰宅しようとしたら教職員玄関前で門のアーチを制作していました。飾りにつけた熊さんの頭の大きさが柱の太さを超えており、保管するために横に柱を寝かせようとすると熊さんの頭が持ち上がって壊れてしまうというハプニングがありました。階段の段差を利用してうまく熊さんの頭が胴体となる柱から取れないように慎重に寝かせていました。雨に濡れないようにブルーシートを被せて、まるで手術台に乗った2体のでっかい熊さんのようでした。
文化祭本番ももちろん楽しいでしょうが、こうして準備をしている祭りの前も熊女生たちにとっては楽しいのでしょう。私にとっては初めての鈴懸祭文化の部です。楽しみにしています。
No.40 7月6日(月)「繰り返すこと」
気がつけば7月に入ってしまいました。2日に期末考査が終わり、3日から午前中授業で午後から文化祭の準備です。今日は昼休み後にライブ配信で自然科学部の全国高等学校総合文化祭と水泳部の関東大会出場の壮行会を行いました。
全国総合文化祭は文化部のインターハイと呼ばれる国内最大級の芸術文化の祭典です。高橋さんと鈴木さんの研究は、昨年9月の科学教育振興展覧会(科学展)で、論文審査の結果、総文祭の化学分野の研究発表の代表となりました。二人は7月29日に秋田市の会場で14分間の研究発表を行います。文部科学大臣賞を狙ってきて欲しいと思います。
昨年度に引き続き関東大会に出場する水泳部の佐藤さんは、6月に行われた県予選会の50m自由形において26.99のタイムで第5位となり、関東大会出場を決めました。関東大会は7月18日に横浜国際プールにて行われます。この26.99というタイムがインターハイ出場となる標準記録だそうです。昨年に引き続き、今年も、全国大会で活躍できることを願っています。
私は挨拶文を考える時、前任の校長がどんな話をしたか参考にします。栗藤前校長は関東大会や全国大会出場の壮行会での挨拶では必ずお決まりの表現をしていました。「…熊女のみんなが応援しています。不安になったら熊谷の空を思い出してください。[開催地]と熊谷の空はつながっています。当日は熊女のみんなが同じ空を見上げ、選手の皆さんのことを応援していますので、持てる力を存分に発揮して頑張ってください。」今回は堂々とパクらせていただきました。2,3年生はすぐに反応していました。
ちなみに、バレーボール大会の挨拶では栗藤前校長の決まり文句を使わせていただきました。「それぞれのトゥルーカラーが輝く学校、それが「熊女」なのです。」この時も2,3年生の生徒たちがワーっと反応しました。
私が感心しているのは、栗藤前校長が始業式や終業式などの校長講話で必ずこの文言で閉めていたことです。栗藤先生は毎回同じ文句を繰り返すことで熊女生の記憶に完全に残しました。これはすごいことです。私も何か新しいキャッチフレーズでも考えようかと思いましたが、いい文言が浮かんできません。しかし、こうして繰り返し伝えることで言葉が浸透していくのですね。肩ひじ張らずに、私なりのオリジナリティーを模索しようと思います。
No.39 6月30日(火)「小さな会話」
随分間が空いてしまいました。心配した知り合いから「病気なのですか?」とメールをいただきました。仕事のせいにはしたくないですが、書き物やまとめものが重なってしまい、余裕がなくなってしまいました。生徒には隙間時間を有効に活用しなさいと偉そうに言っていましたが、ある程度まとまった時間がないと仕事が進まないし、その前にやる気が失せてしまいます。
そもそも校長室にこもっていると熊女生と触れ合うことがありません。熊女生の様子を目にしないと校長日誌のネタが思い浮かばなくなります。こうして熊女関係以外の仕事をしていると全くダメです。気がつけば昨日から期末考査が始まりました。廊下ですれ違った2人組の生徒に「今日はどうでしたか?」と声をかけたら「撃沈です!」と返ってきました。そんな小さな会話だけでも心が明るくなりました。本当に撃沈だったら当の本人は暗いかもしれませんが…。
6月も今日が最後。そして、期末考査が終われば鈴懸祭文化の部。楽しいことが待っています。期末考査最終日まで全力を尽くしましょう!
No.37 6月18日(木)「応援」
11日のバレーボール大会閉会式後に全体写真を撮っていたクラスの生徒から校長先生も一緒に写真に写って欲しいと頼まれました。その時に撮った写真を先日の放課後に数人の生徒たちが校長室まで持ってきてくれました。Team AからCまでの3つのチームのうち、私はCチームの写真撮影に混ぜてもらいました。わざわざ現像してくれたので校長室に飾っておきました。ありがとうございました。
今日、お昼前に校舎内を歩いていると、バスケットボール部員の3年生から「校長先生、明日の県大会は応援に来ないんですか?」と聞かれました。「明日は仕事があるからなぁ」と答えたら、「明日はうちらの最後なんですよ!」と返されました。そう言われましても…。とは言え、引退試合なんて聞くと…。
そう言えば、本校のソフトボール部も3年生は引退してしまいましたが、事前に顧問の先生が大会の組み合わせを持ってきてくれました。試合当日も学校の仕事で応援には行けませんでした。3年生とは付き合いが短いのでできるだけ頑張っている姿を見ておきたいのですが現実はなかなか厳しいものです。
あれこれと考えているうちに、ふと心に引っ掛かっていた何かもやもやしたものの原因がわかりました。そうです!女子校には夏の甲子園がないのです。実はこれは30代後半で体験しました。ある女子校に勤め始めた最初の夏、教員も生徒も全国高校野球選手権埼玉大会の話題を誰も口にしていませんでした。初任の高校は野球部が強い時代があったので、野球応援も行きましたし、職場の教員自体が高校野球好きでした。今朝、新聞の組み合わせを見て、いよいよ熱い夏が始まるなと感じましたが、学校では話題になりません。ちょっと寂しい気がします。が、これは熊女の校長としてではなく、一埼玉県民として甲子園出場をかけて戦う球児たちを応援したいと思います。
No.36 6月13日(土)「第1回学校見学会」
本日は第5回土曜授業、第1回学校見学会でした。ご多用の中、また暑い中、ご参加いただき誠にありがとうございました。
体育館を会場にすれば多くの人数を収容できますが、本日も最高気温が30度となる暑さですので空調設備がある場所を選びました。今回は視聴覚室と多目的室の2会場で少し時間差をおいて実施することにしました。それでも合計150組が限度なのですが、今年は早いうちに申し込みが上限に達しました。
本校の生徒募集計画では、次の機会が8月4日(火)熊谷市文化センター文化会館で行う学校説明会、2回目の学校見学会が9月12日(土)と少々間が空いてしまいます。そこで、急遽、6月27日の第6回土曜授業の日に管理職中心でミニ学校説明会を実施することにします。今回の学校見学会にお申し込みができなかった皆様に参加していただければと思います。詳細は後日ホームページに掲載します。
今回の学校見学会は、校長挨拶の後、学校概要説明を行い、ここで令和9年度入試について情報提供しました。その後、2年生の熊女生によるインタビュー発表、4限目の授業見学、個別相談、食堂体験、そして希望者による新入試面接対策、部活動見学という内容でした。
冒頭の校長挨拶では、熊女が学力検査に傾斜配点をする理由、熊女の面接試験について簡単に触れ、最後に、男女共学か熊女か、私立か熊女か、加須市にある公立高校か熊女かについて私見を述べました。是非とも熊女を第一志望校にしていただきたいと思います。
No.35 6月11日(木)「バレーボール大会」
本日は暑過ぎず、日差しも強過ぎず、お肌が気になるお年頃の熊女生にとって絶好のバレーボール日和でした。
開会式の校長挨拶では、「バレーボールというのは『つなぐ』スポーツです。ボールを自陣のコートに落とさないようにつなぐスポーツです。そして、バレーボールは必ずミスがあるスポーツです。プロのバレー選手だって、サーブミスやスパイクミスをします。だから、ミスしても気にしないでください。私が皆さんに期待しているのはクラスの仲間のためにボールをつなごうと一生懸命になることです。その中で、珍プレー・好プレーが生まれ、抱き合って喜んだり、お腹の底から笑えたりするのです。ただ、怪我だけはしないように十分気を付けてください。」と伝えました。
また、事前に先生方に教員チームを作って出場して欲しいとお願いしていました。優勝チームは教員チームとのエキジビション・マッチの権利を得ますと話したところ、熊女生の目が輝きました。最後に、全員で勝どきを上げて気合を注入し、私の挨拶としました。
熊女のスポーツ大会は、学年を取り払って対戦します。ですから、1年生が3年生と試合をすることもあります。先輩は意地を見せ、後輩は果敢に先輩に挑む姿は実に熊女らしいと感じました。
午前中の予選トーナメントから非常に盛り上がっていましたが、その様子はHPとインスタで是非ご覧になってください。一通り、試合を観戦して校長室に戻った後でも歓声が聞こえてきました。お昼休みを挟んで午後からは決勝トーナメントでした。負けたらそこでおしまいです。さすがに、1,2位グループはレベルが高くなりました。決勝は3年5組と2年8組でした。一進一退の攻防の末、3年5組が優勝しました。3年生の意地を見せてくれましたね。
教員チームと優勝した3年5組の試合はギャラリーの応援がもの凄く、熊女生のパワーを感じました。教員の容赦ない攻撃は時にはブーイングものでしたが、教員にも意地があります。熊女生にとって、このバレーボール大会も良い思い出になることでしょう。そして、熊女生の屈託のない笑顔を見て、校長としてこの子たちのために頑張らなくてはという思いがこみ上げました。
No.34 6月10日(水)「生徒総会」
関東甲信越も梅雨入りとなり、今朝も雨が強く降りました。熊女生が登校する頃には雨があがっていたので8時からのバレーボールの朝練習を該当クラスが行っていました。サーブくらいは入れられるようにしましょう。
さて、昨日は短縮授業の6限後に体育館で生徒総会がありました。新生徒会役員が議長となり、事業計画案や生徒会予算案等を協議しました。また、今回は生徒会から4月中の暑い日に上着を着なくても良いとすることを議案として出されました。この件に関して周囲で相談して意見交換した後、質疑応答の時間を設けました。特に質問や意見はないということで議案に賛成の場合は起立し、賛成多数で議決されました。
組織を運営する際に予算を認めてもらうために総会を開きます。私も度々総会に参加しますが、多くの場合、拍手を持って議案に賛成し、反対意見や代替案が提出されることはありません。しかし、昨日の生徒総会は少々寂しい気がしました。新生徒会が提案した議案に対し、質問や意見が一切出なかったことです。
生徒会は自分たちの要望を生徒総会で総意とし、実施に向けて教員との意見交換や協議をすることができます。民主的であり、自治という点で熊女らしいところです。ただ、私は3年生に質問や賛成や反対などの意見を出してほしかったと思っています。生徒総会とはこうあるべきだというところを後輩たちに見せてほしかったと思っています。それが熊女の伝統であると思うからです。部活動では3年生は引退する時期となりましたが、様々な場面で3年生は1,2年生の後輩たちにこれが熊女だというところを見せる機会があると思います。よろしくお願いします。
生徒総会後、400メートルで関東大会に出場する陸上部の3年生の壮行会がありました。激励の言葉の一部を紹介します。
「陸上競技は本番のレースで最高のパフォーマンスを発揮するために、その日から逆算して入念に調整に入ります。それほど、陸上競技はコンディションづくりが非常に難しいスポーツです。本番では競技を続けてきた自分自身のため、つまり、自己ベストタイムになるよう万全を尽くしてください。熊女の名前の入ったユニフォームが力を与えてくれるはずです。そして、関東大会ではレースを楽しむくらいの余裕を持って臨んでください。心から応援しています。」