ネットの「境界線」を全員で見直す機会に

 本日6・7時間目、本校体育館および集会室、各教室にて、全校生徒を対象とした「ネット・携帯安全教室」を実施しました。今年度は各学年の身近なリスクに合わせ、それぞれ異なる専門家の方々をお招きしたり、最新プログラムを導入したりと、非常に密度の高い時間となりました。 

 高校生活が始まり、スマホを使う機会もさらに増えた1年生は、一般財団法人マルチメディア振興センターから講師の先生をお招きし、基本的なネットリテラシーやSNSの正しい利用方法についてご講話いただきました。不用意な投稿が引き起こす「炎上」のリスクや、文字だけのコミュニケーションによる「すれ違い」など、身近な事例を交えて分かりやすく解説していただきました。

 2年生は、埼玉県警察本部とセブン銀行の皆様によるコラボレーション講座です。高校生が巻き込まれやすい「口座売買」や「フィッシング詐欺」などの金融犯罪について、具体的な手口や法的なリスクを学びました。「アルバイト感覚で口座を譲ってしまったら犯罪者になってしまう」というリアルなお話に、生徒たちは真剣な表情で耳を傾けていました。

 3年生は、各教室でタブレットを活用し、今、全国の教育現場で話題のゲーミフィケーション教材「レイの失踪」に取り組みました。これは、突然姿を消した女子高生「レイ」のSNSをチームで探索・分析しながら、彼女がどのようにして「闇バイト」に加担させられ、逃げられなくなってしまったのかを擬似体験する謎解きプログラムです。一方的な講義ではなく、実際のSNSに近い画面を操作する「自分ごと」としての体験を通じて、巧妙な勧誘手口(「ホワイト案件」「高額報酬」など)の危険性や、一度個人情報を渡すと抜け出せなくなる仕組みを深く学ぶことができました。

 スマートフォンは便利な道具ですが、一歩間違えれば重大なトラブルや犯罪に巻き込まれる危険も潜んでいます。今回の安全教室で学んだ「狙われない・騙されない・ハマらない」のリテラシーを、これからの生活にしっかりと活かしていきましょう。講師の皆様、貴重なご講話をありがとうございました。