倫理授業 先哲の思想を踏まえて、どう考えるか
熊女には初任者の先生がふたりいます。授業力を高めるためにひとりの先生が本日、研究授業を行いました。3年生の倫理の授業です。「現象学」「実存主義」など、抽象的な思想を具体的事例に置き換えることが難しそうな単元です。
知識構成型ジグソー法の手法を活用し、ニーチェ、ハイデガー、サルトルの資料を踏まえて、メイン課題である「高校3年生の悩みに対し、自分ならどう考え、どう行動するか考える」を設定していました。生徒たちは大学受験に向けて、一生懸命自分の道を切り拓こうとしているところです。時には、虚無感を感じたり、「自分とは何か?」ということを考えることもあるかもしれません。授業では、先哲の思想を学び、これからの自分の行き方を描き出していこうとすることをねらいとしていました。
資料を自身で読み込み、グループで共有、考えを深め、Googleスライドを活用して、全体で共有していました。多くの先生方も参観し、先生方もお互いに学び合う「授業力の熊女」です。