令和元年度 SSH指定女子高校等研究交流会(会場:お茶の水女子大学)に参加

                      

 2019年8月20日(火)、例年実施している、SSH指定女子高校等研究交流会に、今年度も本校の生徒10名が参加をしてきました。

                   

 本校は現在、お茶の水女子大学と提携を結んでおり、この研究交流会に参加してきています。

 昨年までの参加校は、埼玉県立浦和第一女子高校、川越女子高校、群馬県立前橋女子高校、栃木県立宇都宮女子高校、茨城県立水戸第二高校、本校の6校でした。今年度からは、さらに、お茶の水女子大学附属高校が加わることになり、7校連携となります。

 お茶の水女子大学を会場にして、大学の先生方に理系の11講座を設置していただき、生徒たちは希望講座を選び、講義と実習を経験させていただくものです。その後、7校の参加生徒が講座とは別の班に分かれて、自己紹介や興味関心等を話し合う交流会を行っています。   日程は次になります。

 

  ・ 9:30~       開会行事

  ・10:15~12:00   講座(コンテンツ)別の講義・懇談会・実習

                 (昼食は大学食堂を利用)

  ・13:15~15:00   講座別実習  15:10~16:00に7校課題研究交流会

  ・16:10~       閉会行事

 

今年度の11の講座(コンテンツ)は、次のようです。

 ①【情報】情報科学 入門講座:入門!ゲームプログラミング

 ②【生物1】分子系統樹をつくろう

 ③【生物2】動物細胞の培養・伸展   

 ④【生物3】マウス大脳皮質の情報動態を解き明かす

 ⑤【生物4】ヒトデを用いた減数分裂と受精の観察

 ⑥【生物5】生きたままの細胞内を観る

 ⑦【人間環境】建築デザイン工学 マシュマロ・チャレンジ~一番良いパスタブリッジを架けるには

 ⑧【数学】高校数学で学ぶ級数の世界

 ⑨【物理】超伝導マイスナー観測

 ⑩【化学1】表面張力を測る

 ⑪【化学2】いろいろな電池

 

*活動の様子を、いくつかをご紹介します。

 ③【生物2】動物細胞の培養・伸展

    

④【生物3】マウス大脳皮質の情報動態を解き明かす

  特殊な処理をしたマウスに刺激を与え、大脳皮質の活性を光としてモニターしたデータを、生徒が観察・分析・発表した。

     

⑤【生物4】ヒトデを用いた減数分裂と受精の観察

   ヒトデの卵巣を取り出して、ホルモンや精子をかけて様子を観察した。写真は、ヒドラそっくりのヒトデです。

   

 ⑦【人間環境】建築デザイン工学 マシュマロ・チャレンジ~一番良いパスタブリッジを架けるには?

      

 ⑧【数学】高校数学で学ぶ級数の世界

    

 

 どの講座も、現在の最先端の研究や、深く興味喚起させる内容の講義と実験実習を、興味深く受講できました。大学での研究の一端を体験させていただき、高校の授業の基礎としての大切さも実感いたしました。7校の理系に興味関心のある生徒同士での交流会も、お互いに親睦を深めて共感でき、刺激も受けて有意義であったと思います。

 

<生徒の感想>

・他校の人の研究テーマや内容を知り、自分も何か研究したいと思いました。交流もできて、とても楽しかったです。

・自分の課題研究で困っていることなどを、他校の生徒と共有できたこと。また、他校の生物や化学の課題研究の内容や工夫している事を具体的に知ることができ、自分の研究に生かせることを見つけられたこと。また、興味のあった脳について詳しい話が聞けたことも、大変良かった。

・たくさんの学校の生徒と交流できる機会でもあったので、勉強や研究以外の情報も共有しあうことができたのが良かったです。また、初めて会う人と同じ課題を協力して、お互いにコミュニケーションを取りながら進めることができました。

 

 最後に、閉会行事にて、お茶の水女子大学の千葉和義先生より、「世界で初めての研究をしよう! 答えはなくとも、興味のある自分が楽しく感じる研究に一歩踏み出そう!」とのお話がありました。大変勇気を喚起するお話です。これからの答えのない時代、というより、「自分で答えを出せる時代」を生きる高校生へのエールだと感じました。 

 今後、希望者は課題研究に取り組む予定です。その成果を、来年の3月26日に、再度お茶の水女子大学に集い、お互いの課題研究発表を通して交流を深め、知識を広げる機会があります。

 本校は現在、自然科学部を核として、課題研究に取り組んでいます。今回参加した生徒や、参加していなくても興味を持った生徒は、自然科学部と一緒に、課題研究をしていきましょう!