図書委員研修交流会に参加

  

毎年、北部地区の埼玉県立高校の図書委員の生徒が集まって交流会を行っています。

今年度は全体会として「推し本紹介」が行われ、3名の図書委員の生徒と共に参加してきました。

3名の熊女生の紹介した本はそれぞれ以下の通り。3人とも聞き応えのあるレベルの高い発表でした。

①『群馬県公式はにわガイドブックHANI-本: あなたの知らない、はにわの世界 イチ推しはにわ200体』(右島和夫ほか著)

→紹介した生徒は、自室に埴輪コーナー(これまでに買い集めた埴輪が30体ほど!)があるくらいの筋金入りの埴輪好き。埴輪の面白さや群馬県の埴輪の特徴などを一生懸命に語ってくれました。

②『同志少女よ、敵を撃て』(逢坂冬馬著)

→2022年度本屋大賞作品。戦争の話題をよく耳にする今、こうして毎日を平和に暮らせていること、女性としての権利が守られていることは決して当たり前ではないということを熱く語ってくれました。

③『戦争は女の顔をしていない』(スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ著)

→国際政治や法律に興味を持っている生徒です。可愛いらしい雰囲気の生徒の口から、第二次世界大戦当時の国際情勢や戦争について理路整然と語られる様子に、周囲も圧倒されていました。

①と②は、発表した各班から選ばれる「プレゼンを聞いて一番読みたいと思った本」としてチャンプ本にも選ばれました。

自分の好きな本について、それがマニアックであればあるほど、じっくり他人に語れる機会・聞いてもらえる機会というのは少ないもので、今回はその貴重な機会になりました。

多くの他校の生徒とも打ち解けて、帰り道ではすっかり友達になっていました。本を通じて、素敵な交流が深まれば良いですね。