校長日誌

No.57 8月3日(月)「英単語」

 今日は涼しいですが、この土日は暑かったですね。いよいよ葉月です。「葉落(はおち)月」から「葉月」に変わったと言われています。葉が落ちる季節は秋ですが、旧暦では8月が秋だそうです。8月は英語でAugust。同じスペリングで「威厳のある、堂々たる、尊厳な、尊い」という形容詞があります。Augustの語源はローマ皇帝アウグストゥスです。紀元前27年にローマ元老院がオクタウィアヌスに贈った称号がアウグストゥスです。だから「威厳のある」という意味の単語になるのですね。初代ローマ皇帝としてのアウグストゥスの業績については世界史の授業で習ったと思いますが思い出してみてください。ちなみに、古代ローマのJulius Caesar(ジュリアス・シーザー)の誕生月だったので7月はJulyになったという話は中学生の時に聞きました。

 電車に乗り合わせる高校生たちの中には英単語帳を開いて赤シートを使って暗記しようと頑張っている生徒を見かけます。「みんな偉いぞ、頑張れ!」と温かい目で応援しているのですが、せっかく英単語を覚えるなら「英語→日本語」「日本語→英語」の意味だけ覚えるのではなく「使える」英語として勉強して欲しいと思います。せっかく努力して覚えたのだから大学受験後にすっかり忘れてしまっては勿体ない。大学受験で覚えた英語は社会人になってからでも絶対に役立ちます。

 「使える」英語にするためには「文」の中で英単語を覚えるのが最も効果的です。今の英単語帳は例文が載っています。例文まではあまり時間をかけられないかもしれませんが、話したり、書いたりできるようにするには文で覚えることが重要です。日本語訳から瞬間的に英文を言うことができるようになれば完璧です。

 あるテレビ番組で「ビリギャル」として有名になった女性の勉強法が紹介されていました。興味深かったのは英単語帳の英文をそのまま暗記するのではなく、主語を好きなアイドルの名前にしたり、自分に関係するシチュエーションの文に作り替えたりしていたことでした。イメージ(映像)とともに「立体的に」覚えていたというのです。そして、その英文をネイティブの発音を意識して声に出していました。電車の中だったらボソボソと口ずさむことができますね。

 赤シートを使った暗記法は効率は良いでしょうが、英語と日本語の1対1の対応部分しか頭に入れないので、知識として知っていてもなかなか使えるようにはなりません。ちょっと真似して自分なりに工夫し、楽しみながら暗記してみてはいかがでしょうか。