校長日誌

No.25 5月21日(木)「G線上のアリア」

 中間考査1日目。あいにくの雨です。歩道橋の道幅は狭いので傘を差して歩く際はくれぐれもすれ違う方に注意を払ってください。1年生は①数学Ⅰ②論理・表現Ⅰ③化学基礎、2年生は①公共②地学基礎/物理基礎、3年生は①英コミュⅢ②総合古典/数学特論Ⅱ③政治経済です。

 ある本で勉強が忙しくても1日30分間の読書は勉強の効率が良くなるという話を読んだことがありますが、熊女生の皆さんはそんな状況ではないでしょうね。考査中に失礼しますが、先日電車通勤の間に読み終わった本の話をします。今回は原田マハさんの「永久(とわ)をさがしに」を読みました。主人公はチェロを諦めた16歳になる和音という少女。ある日飼っていた鳴かないカナリアとともに姿を消した母親と世界的な指揮者の父親が海外に拠点を移す際に現れた再婚相手という新しい母親。親子の葛藤と和解、級友との友情と愛情。音楽を通して描かれた実にドラマチックで感動的な物語でした。

 著者の原田マハさんが実際に音楽家を取材して書かれているのでクラシック音楽や楽器のについて詳細な描写がいくつもありました。物語の最後で、生みの母親との思い出がある「G線上のアリア」を和音が再び始めたチェロで演奏して聴かせる場面があります。最後の感動的な場面ですが、ネタバレになってはいけないので詳細は書きません。

 この小説を読んでいるうちにバッハ作曲の「G線上のアリア」を聴きたくなりました。というのも、小説の中で指揮者や演奏家で音楽が全く変わり、誰が最高かなどの描写があったからです。

 早速ネットで検索し、YouTubeを見てみるといくつか出てきました。クラシック音楽をよく知らない私でも聞き比べてみると全然違います。私はHauser(ハウザー。クロアチア出身)という有名なチェロリストが奏でるAir on the G Stringがとても気に入りました。英語のコメントが多いので海外にも多くのファンがいるのでしょう。5分9秒の映像です。勉強の合間の休憩の時にでも聴いてみてください。頭が休まり、心が穏やかになりますよ。