校長日誌

校長挨拶・同窓会さくら会からの素敵な贈り物「自校体操音源再現プロジェクト」

【校長挨拶】

 本日は、さくら会の皆様より、このように心のこもった、そして、本校にとってかけがえのない贈り物をちょうだいしましたことに、心より深く御礼申し上げます。

 このたびご寄贈いただきました「自校体操」のピアノ伴奏音源は、単なる音源の刷新ではありません。本校の歴史と伝統、そして先輩方の思いを今に蘇らせ、未来へと確かにつないでいく、極めて価値ある贈り物であると受け止めています。

 本校の自校体操は、昭和40年に当時の体育科教諭であった松井先生が考案され、同じく音楽科教諭の大澤先生が伴奏曲を作曲されたものであり、以来、半世紀以上にわたり、熊女の教育活動を支え続けてきました。しかし、その音源は、オープンリールテープからアナログテープへと引き継がれる中で、磁気テープ特有の伸びや回転ムラの影響を受け、残念ながら音質の劣化を重ねてしまっていました。

 そうした状況に心を痛め、「何とかして、当時の音を後輩たちに残したい」と立ち上がられたのが、さくら会の時田会長さんでいらっしゃいます。その並々ならぬ熱意と強い使命感が、このプロジェクトの原動力であったと伺っております。

 楽譜が残されていない中、現存する音源から一音一音を丁寧に採り、譜面として再構築するという、想像するだけでも気の遠くなるような作業がありました。さらに、その譜面をもとに、本校の卒業生で音楽の専門家の皆さんの力を結集し、演奏・録音が行われ、こうして新たな音源として結実したのです。本プロジェクトは、決して容易なものではなく、ひとえに母校を思う深い愛情と、後輩たちへの温かなまなざしがあってこそ成し遂げられたものであったと思います。

 本日いただきましたこの音源は、これからの体育の授業や学校行事の中で大切に活用させていただきます。生徒たちは、この美しい音色に触れるたびに、本校の歴史と、先輩方の思いに心を寄せることになることでしょう。

 さくら会の皆様、とりわけ本プロジェクトを牽引してくださった時田会長さんに、改めて深い敬意と感謝を申し上げます。

  先輩方の思いが詰まったこの音源を大切に受け継いでまいります。
 本日は本当にありがとうございました。

 

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