校長日誌

No.27 5月29日(金)「進路研修会」

 今日から熊谷も暑くなりますね。ハンディファンを片手に登校する熊女生が多くなりました。

 さて、昨日の放課後は進路に係る教職員研修会を実施しました。主催は進路指導部でした。前半は大手予備校のデータを使い、2026年度大学入試と大学の状況、2025年度熊女の進路状況のデータを進路指導主事が説明しました。大学入試共通テスト、国公立大学2次試験の比率、私立大学の学部別の進学状況などグラフ化されたデータから読み取れることを確認しました。

 大変興味深かったのは、熊女の現状についての説明でした。それは何かというと、入学時の成績(学力検査の得点)と3年後の卒業時の進学実績との相関関係を表すデータでした。この3月に卒業した学年の生徒たちを入学時から追跡調査し、学力検査得点と進学先を紐づけてどの学力層がどのレベルの大学に合格したかを視覚的に分かりやすくしたものを昨年度から進路指導部が作成しています。

 驚くのは入学時に学力検査の得点が低かった生徒が国公立大学やGMARCHの一般入試で合格しているということです。上位層は更に難関の大学に合格していますが、2学年にわたり調査した結果を見るとこの現象は決して偶然ではありません。また、埼玉県内で本校と入学時の学力(偏差値)が同等の高校の進学状況(現役のみ)を比較したデータも作成してくれました。その「出口調査」から熊女生は頑張っていることがよくわかります。

 研修の指導講評で私は生徒募集と関連付けて先生方に次のような話をしました。熊女の教員サイドからすると学力上位層の獲得に目が向き、学校説明会などで熊女の素晴らしさを強調しがちだが、入学時の成績は低くともこうして3年間で育て上げ、結果を出している生徒もいる。中学3年生には熊女への期待感、つまり今は成績が振るわなくても3年間でしっかりと力をつけてくれる学校だという認識をしてもらうこと、熊女で頑張りたいと思ってもらうことが大切。県北の少子化、私立との競合、女子校離れという生徒募集で苦戦が強いられる中で、熊女を選んで入学してくれた生徒を3年間でしっかり育て上げて送り出し、実績を積み上げることが本校の教育であり、それを認めてもらうようにすることが本校の生徒募集の在り方だ、というような話です。

 中間考査が終わったばかりで忙しい中、研修を企画してくれた進路指導部に感謝します。