校長日誌

校長日誌 No.88 10月2日(金)「修学旅行を前に」

 今朝は修学旅行の荷物を事前に運ぶため、2年生たちは駅からスーツケースをゴロゴロと転がして登校しました。本校は3日目を除いて制服だからなのか意外とコンパクトに荷物をまとめていました。私も基本スーツ姿なのでかさ張る衣類もなく、お土産も入るスペースがあり、小さなスーツケースでも十分でした。

 私の高校時代は事前に荷物を宿泊するホテルまで運ぶというサービスはなく、スポーツバッグに着替えを押し込んで荷物と一緒に移動しました。修学旅行中に私服で行動するという概念のなかった時代でしたから、持って行くものといえば着替えとジャージくらいでした。当時は老舗旅館のようなホテルで、畳部屋の大部屋で雑魚寝でした。40年以上も前の話なので今とは比較できないですね。でも、懐かしい。

 初日に広島で平和を祈念するセレモニーを行います。私も高校時代、同じ場所に立ってセレモニーを行いました。終戦の日が誕生日だった同級生が学年を代表して、平和を願う誓いのことばを述べました。時は流れて、広島を訪問する意義は生き続いているでしょうか。熊女生にとって、単なる戦争の知識ではなく、実感として平和を考える機会になって欲しいと思います。

 6時間目に修学旅行事前指導を体育館で行いました。私からは4点伝えました。1つ目は、広島と京都はありふれた行程かもしれないが、この小さな日本でも行っていないところは沢山あり、日本人でも知らないことは沢山ある。日本の文化と伝統を肌で感じてほしい。2つ目は、たくさん写真を撮るだろうが、いつかは記憶が曖昧になる。その時感じたことやちょっとしたことをメモしておくと良い。何十年か経った後、あの頃の自分に会える経験ができる。3つ目は、集団で行動するということを忘れずに。どんなに仲が良くても相手を慮る気持ちが必要である。4つ目は、安心安全で無事に家に帰れることが一番の願い。不測の事態は班の協力と自分の判断。家に帰るまでが修学旅行。

 それでは、2年生の皆さん、有意義な4日間を共に過ごしましょう。