2022年7月の記事一覧
終業式(校長講話)
本日、1学期終業式を行いました。併せて全国大会・関東大会壮行会も実施しました。
【校長講話】の概要
皆さんおはようございます。
今日は学校閉鎖後、久しぶりの登校日になります。まだ自宅待機等の生徒はリモートで終業式に参加できていますでしょうか。
まずはコロナ関係の話から
罹患した皆さん、現在の体調はいかがでしょうか。高熱が出たり頭痛が激しかったりする生徒もいると思います。幸いなことに重症化の話は聞いていませんが、油断せず、一日も早い回復及び日常生活の回復を願っています。
学校閉鎖中のために、大会参加を断念せざるを得なかった部活動もあります。何とか出場させてあげたいと、関係機関にも相談したのですが、ガイドラインにより学校閉鎖中の参加は不可のため、参加辞退となりとても残念に感じています。参加できなかった生徒はそれ以上に、もっと悔しい想いをしていることと思います。簡単なことではないと思いますが気持ちを切り替えて、この悔しさを糧に前に進んでくれることを期待します。
今回のコロナ感染拡大では、同じ部活動や同じクラスで行動を共にした生徒が連鎖的に高い確率で陽性となっており、報道等で言われているように、オミクロン株BA5の感染力の高さを目の当たりにしました。
学校では、感染状況を一人一人確認していますが、黙食の徹底など、反省すべき点はいくつかあります。皆さんには、黙食や大きな声を出さないことを文化委員から伝えられていたと思いますが、完全に徹底できていたでしょうか、各自振り返ってみてください。ただし、文化祭の企画や活動については、埼玉県の新型コロナウイルス対策ガイドラインを遵守して、それぞれの企画団体が活動していたと考えています。また、どんなに対策をしても、感染する可能性が高いのがコロナ感染の特徴です。
したがって、今回の感染拡大において、特定の個人や団体を非難するようなことは決してないようにしてください。感染した生徒への配慮とともに正しい判断をお願いします。
今回の感染について県のeMATという感染対策チームも入って分析し、今後の感染防止対策に活かしていきます。担任等から改めて感染状況などを聞くこともありますが、協力してください。
ビルゲイツのことばに
Its fine to celebrate success, but it is more important to heed the lessons of failure.
成功を祝福するのはいいが、失敗から学ぶことはより重要だ
というものがあります。失敗や過去の歴史から学ぶことができるからこそ、人は目標をもって次へ進むことができるのだと、私は思います。
さて、今日は終業式、1学期の終わりに熊女の3ばる、学業・部活動・学校行事の順に1学期を振り返ってみたい。
1つ目 学業について
1学期の成績優良者は**名、部活動の練習と両立させコツコツと努力した生徒が大勢います。反面、あまり積極的に取り組めなかった生徒もいるようです。夏休みには夏期講習多くが組まれています。積極的に参加して力を高めてください。
2つ目 部活動について
剣道部、陸上部、水泳部、ソフトテニス部が関東大会の出場権を獲得しました。本日壮行会を予定している陸上部と写真部は全国大会にも出場します。特定の部活の頑張りだけでなく、熊女全体の頑張るエネルギーがこれらの成果につながる原動力になっています。
3つ目 学校行事について
鈴懸祭文化の部やバレーボール大会などそれぞれ生徒が主体となって素晴らしい学校行事としてくれました。いくつかの反省すべき点はあるものの、次に向けてより良いものになるよう伝統を引き継いでください。
最後に皆さんに身に着けてほしい力、「教養」について話をします。熊女生は将来いろいろな分野でリーダーとなって活躍することが期待されています。その時必要なのは物事を多面的にとらえることのできるバランス感覚です。入試科目だけでなく歴史、哲学、文学、語学、芸術、スポーツ、食育など幅広い教養が必要です。
夏季休業の期間を活用して、お茶の水大学などの大学訪問や部活動、読書や旅行などいろいろな経験を通して、「教養」を高め各自の持っている器を一回りも二回りも大きくしてください。充実した夏休みを過ごしてください。