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2024年1月の記事一覧

自分にはできないと思うことに挑戦しよう(校長講話)

【3学期始業式・校長講話】

 令和6年、新しい年を迎えました。皆さん健康に新年を迎えましたか。
例年ならば新年を祝う言葉で挨拶をしたいところですが、今年は新年のあいさつをためらう出来事が元旦から立て続けに起きてしまいました。元旦の能登半島地震、そして、民間機と海上保安庁の飛行機の事故がありました。

 2学期の終業式で弁護士の尾崎康さんの話とともに「誰かのためになる生き方を」という話をしました。亡くなられた海上保安庁の方は災害支援に向かう途中での事故だそうです。まさに、誰かのために、使命感を持って任務に当たられた方の無念を思うといたたまれない気持ちです。

 私には海上保安庁に友人がいて、第一報で搭乗者の名前が分からなくてとても心配していました。友人は搭乗していなかったのですが、犠牲になられた方に、心からご冥福をお祈りします。また、今も寒い中避難生活を送っている人もいます。日常の生活が少しでも早く取り戻せることをお祈りするとともに、できることの選択肢は少ないのですが、自分にできることは何かを考え行動したいと思います。

 さて、3年生はあと1週間ほどで大学入学共通テスト、最後の頑張りのときです。これまで夏期講習、7時間授業や土曜授業など、皆さんは誰よりもしっかりと学習に取り組んできました。自分を信じ、自信をもって受験に臨んでください。1・2年生も次のステップに向けて準備の時です。着実に日々を過ごし、進路実現に向けて準備を進めてください。

 今日は、エレノア・ルーズベルトという、フランクリン・ルーズベルト大統領のファースト・レディで、国連人権委員会の委員長を務めた方の言葉を紹介します。

「自分にはできないと思うことに 挑戦しなさい」

1940-50年代、マイノリティや女性に対する差別がある時代、後にケネディ大統領により「女性の地位に関する大統領委員会」の委員長に任命された女性がこの言葉を発信したことに、深い意味があります。

 日本人は諸外国の人と比べると保守的で「こうあるべきだ」という型や枠が多く、特に女性には目に見えない制限があるのではないかと感じます。私自身、日本を飛び出したとき、これまで自分が知っている世界では当然と思っていた枠や価値観が大きく変わるパラダイムシフトを経験しました。

 「自分にはできない・無理だ」と思っていたことは、実は自分を目に見えない型や枠にはめてしまっているからできないと感じるだけで、できないと思うことにチャレンジすることが未来を広げるのだと実感しています。

 皆さんの描く夢に枠や制限はありません。どんな夢を描いても良いのです。もちろん、夢を実現しようとすればいろいろな壁にも出会います。それでも、しっかりと目標を見据えて「この夢が実現したら、どんな素晴らしい世界が見られるのか」を思い描き続けることが大切です。

 新しい年、改めて自分の夢をしっかり見据えて前に進んでいきましょう。