熊女の国際交流
本校では、海外研修を行い国際社会での感性を磨く事業を準備しています。姉妹校提携したニュージランドの女子高校との相互関係、アメリカ等への派遣、科学技術立県を支える次世代人材育成プロジェクト(※)を利用した海外研修等、熊女でしか体験できないプロジェクトを用意しています。これらの活動をとおして、グローバルな視野を持ったリーダーとして活躍する生徒を育成します。
■海外派遣事業ニュージーランド研修
本校では平成19年度より熊谷市の姉妹都市であるニュージーランド・インバーカーギル市のサウスランド・ガールズ・ハイスクール(SGHS)との交流を始めました。平成20年に姉妹校提携を結び、互いに生徒を派遣し交流を深めています。
※ サウスランド・ガールズ・ハイスクールのホームページは【こちら】
※ 詳しい研修内容は、国際交流のブログをご覧ください ⇒ 【国際交流ブログ】
■県立学校グローバルリーダー育成プロジェクトハーバード大学研修
参加生徒の感想
このプロジェクトの目的は、グローバル社会でリーダーとして活躍するために必要な素養を身につけることです。アメリカ・ボストンへの派遣に向けて約半年間にわたり国内でのワークショップに取り組み、英語力の向上やクリティカル・シンキング(自分で判断・決断する思考方法)の理解・実践をしました。また、海外研修では、実際にハーバード大学や、MIT(マサチューセッツ工科大学)に訪れて、学生によるワークショップに取り組んだり、学部授業の聴講をしたりしました。英語力が身につくだけでなく、県内他校から集まった仲間や、異文化の人々と意見交換できる素晴らしい機会でした。
熊女では日常の授業を通して受験に向けた基礎力を養うとともに、様々なプロジェクトに参加してこれからの社会に必要なスキルを身につけることができます。皆さんも熊女に入学して、色々なことに挑戦してみてください。
ジョン・ハーバード像の前にて
■科学技術立県を支える次世代人材育成プロジェクト
参加生徒の感想
私はこの研修でフィリピンのセブ島に4日間滞在しました。英語で環境問題に関する講義を受けることで、セブ島のようなリゾート地でも環境汚染に苦しんでいることを知り、とても驚きました。フィリピンでは環境問題解決に向けゴミの分別を徹底したり、海岸から3m以内には建造物を造らないというルールを設けたりしているそうです。私も今自分にできることは何かを考え、環境問題の解決に向けて、自分なりに考えて行動していく必要があると感じました。また、セブ国立科学高校の授業にも参加しました。現地の高校生とのコミュニケーションにより、互いの国の文化や価値観の違いについて知ることができました。日本にいるだけでは気付かないことを学び、自分の世界、視野を広げる良い経験となりました。中学生の皆さんも積極的に興味のある校外活動に参加し、自分の可能性を広げ進路の参考にしてみて下さい。
現地校でのディスカッション
環境保全活動
サン・ペドロ要塞
※ 「科学技術立県を支える次世代人材育成プロジェクト」は令和元年度で終了しました。今年度からは「世界をリードする科学技術人材育成事業」に名称を変えて、引き続き活動していきます。
■ハリー・メッセル国際科学学校(ISS2019)
生徒の感想
私は昨夏に2週間、オーストラリア科学奨学生としてシドニー大学で行われたハリー・メッセル国際科学学校 (ISS2019) に参加しました。日本からは9人、全体では米、英、豪など10カ国から約140人の高校生が参加しました。ISSは毎回テーマがあり、今回はFRONTIER SCIENCEでした。最先端科学の研究をしている方々が講義をして下さり、量子コンピュータや素粒子物理学など高校で学ぶ内容の枠を超えた幅広い知識を得ることができました。この2週間は、普段の学校生活では経験できないことが多く、内容が自身の能力を超えていて苦労する場面もありました。しかし、それら全てが私にとって実のある経験であり、将来のビジョンを明確にできました。
中学生の皆さんは高校生活に対して様々な期待を抱いていると思います。期待を抱くだけでなく積極的に挑戦することで、自分の道を切り開き充実した高校生活を送れると思います。熊女にはその環境が整っています。ぜひ熊女でチャレンジに溢れた高校生活を送ってみませんか。