校長日誌の題字を書道部の生徒に書いていただきました

 

                   題字 書道部 関谷果恋

校長日誌「日々是好日」では、日々の学校での出来事などをお伝えします。また「言の葉」では言葉の一部を引用しているので、できるだけ出典を標記しています。

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日々是好日

離任式を実施しました

離任式を実施しました。令和3年度末で18名の先生方の異動等がありました。

本日は、お忙しいなか3名の先生方にご来校いただき、現認校での様子や熊女への熱い想いを語っていただきました。ありがとうございます。今年度から異動した先生方や1年生にとっても熊女を知るとてもいい機会となりました。今日いただいた言葉を大切にこれからの学校生活に活かしていきます。

お世話になった先生方のご健康とご活躍を祈念しています。

言の葉

 一人の人間として経験することに限りがある。しかし、人間は言葉というものを持っている。だから、自分の経験を人に伝えることもできるし、人の経験を聞いて知ることもできる。

「君たちはどう生きるか」 吉野源三郎 マガジンハウス p103

 

令和4年度入学式

本日、入学式を実施しました。

さわやかな青空のもと正門前では入学祝う親子で写真撮影をする姿も多くみられました。

生徒会長の「歓迎のことば」、新入生代表による「新入生のことば」それぞれしっかりした

あいさつで、素敵な入学式にしてくれました。

校長式辞も掲載させていただきます。

 

【校長式辞】

ただいま入学を許可しました318名の新入生の皆さん、御入学おめでとうございます。私たち教職員一同、そして、本日はコロナ感染症対策のため生徒会長だけが参加していますが在校生一同、皆さんの入学を心より歓迎いたします。

本日はご来賓としてPTA会長小川将人様、そして保護者の皆様を会場にお迎えし、入学式を挙行できますことは、何よりの喜びであります。

さて、本校は明治44年(1911年)に県立熊谷高等女学校として開校され、今年で112年目を迎える、県下有数の伝統校であります。この学び舎を巣立った卒業生は3万7千人を超え、多くの卒業生が政治・経済・文化・教育など幅広い分野で活躍しています。

現在、本校は朝日新聞の「青春スクロール 母校群像記」で連載されており、各方面で活躍する卒業生が紹介されています。
第1回で紹介された池上清子さんは、ニューヨークの国連本部に勤務し、のちに国連人口基金 東京事務所長など グローバルに活躍した方です。その記事で池上さんは「出る杭は打たれない」という熊女の校風の中で、自ら世界を広げていったと紹介されています。

個性を伸ばす熊女の校風は、今も脈々受け継がれています。新入生の皆さん、どうぞ思いっきり飛び出る杭となってください。

校歌の一節に「かざさん 花の冠を」という言葉があります。「花の冠」は夢・希望・目標、「かざさん」は常に追い求めていこうという意味です。これから「かざさん」とする未来に向かって主体的に取り組むことを期待しています。

そこで、高校生活において、皆さんに取り組んでほしい、三つのことを伝えます。
一つ目は、「目標を見据え向上心を持って生活する」ということ。3年後にどんな自分になりたいのか、それに近づくために、三年間を見通した計画を立てて、実践してください。厳しい受験を突破してきた皆さんには十分な素質があります。毎日、欠かさずに努力を続ければ、進路などの目的は達成できます。本校の先生は、厳しくも、一人一人の力を伸ばす授業に真剣に取り組んでいます。しっかり吸収してください。

二つ目は、「社会力を高める」ということです。社会力とは筑波大学名誉教授の門脇厚司氏によると、自分も社会の一員であるという自覚を持ち、他者の立場に立って物事を考え、他者の意図や気持ちを理解し、他者を思いやりつつ、自らの意志で他者と協力して物事を行うことができる資質能力のこととされています。自分自身も周囲の人も大切にできる力を身に着けてください。熊女には生徒主体の学校行事など社会力を高めるチャンスがたくさんあります。

三つめは、「自己理解を深める」ということです。国籍、人種や性別などのジェンダーを超えてダイバーシティ(多様性)が求められる時代です。女子高だからこそ、これまで男女の差だととらえていたステレオタイプを排除し、明確に見えてくる世界があるはずです。多くの人との出会いの中でお互いの違いを認め、尊重することを心に置き、自分自身に正対して、自分はどう生きていくのか真剣に考えてください。

近代経済発展の礎を築いた渋沢栄一翁の言葉に「人は全て自主独立すべきものである。自立の精神は人への思いやりと共に人生の根本を成すものである。」とあります。

これからの高校生活で自身の根幹をしっかり身に着け、新入生318名の新たな出会いに感謝し、互いに高めあいながら、それぞれの目標に向かい、熊女で三年間過ごせてよかったと思える高校生活を送ってほしいと願います。

新入生の皆さん、本日出席いただいている保護者の方をはじめ、多くの方々が皆さんの入学をお祝いしています。式が終わりましたら、皆さんを支えてくださった保護者やご家族の方々へ感謝の気持ちを伝えてください。

結びに、新入生の皆さんの高校生活が希望に満ちたものとなることを願い、式辞といたします。


令和4年4月8日  
埼玉県立熊谷女子高等学校長 佐藤智明